24/7~キミを想う~【完結】
「そうだったんですね。変なこと聞いてすいません」
「ユーヤが謝ることじゃないよ」
「でも僕的には先輩と一緒に昼休み過ごせるし、ラッキーです。これからも昼休みは二人でいましょうね」
ユーヤは気付いているのかもしれない。
あたしが夏海と不仲になっただけではなく、クラスの中から浮いた存在になっていることを。
ユーヤは人の気持ちを先読みし、さりげない優しさで包み込んでくれる。
そんなユーヤの優しさにあたしは甘えてばかりだ。
「そろそろ戻りましょうか?放課後校門で待ってます」
「分かった。楽しみにしてるね」
「僕もです」
あたしが笑うとユーヤもつられて太陽のような笑顔を浮かべた。