24/7~キミを想う~【完結】
「警察の方から電話がかかってくる前、男の子がうちに来たの」
「……え?」
「木下君って言ってたわ。その子のところにいくんでしょ?」
連絡のつかないあたしを心配してユーヤはうちに来たんだ。
それなのにそれが裏目に出てしまった。
「それは……」
「アリサはまだ高校生なのよ?こんな遅くに男の子と会うなんてお母さん賛成できない」
「別にユーヤとあたしは……」
「とにかく、うちに帰るわよ」
母はあたしの話を聞こうとはせず一方的に車を発進させた。