秘密な契約と掟破りな愛【最終章】

「…どうした。言えない事か?」


「……慎矢さん…浮気とかしてないわよね…?」


「…なんだそれ。当たり前だ」


「…そっか…なら、いいの。本当に何でもないから、大丈夫だから」


「……そんな事聞かれて、俺が引き下がると思うのか?何があったか言ってみろ」



慎矢さんはじわじわと私へ詰め寄る。慎矢さんが詰め寄った分だけ私が後ずさると、とんっと背中に何かがあたりいつしか壁へと追い込まれていた。



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