秘密な契約と掟破りな愛【最終章】


「だって……私達、夫婦なのに…こんな嫉妬、おかしいわよね…」


「俺はそうは思わないな。お前は俺を愛してくれてるって証拠だからな」


「……慎矢さん…本当にそう、思ってる?醜いって思ってない?」


「ああ。そう思ってる。夫婦だからって自分の感情までコントロールする必要がどこにある?朱里の嫉妬なんざ、いくらでも受けてやるよ」



私の顔を胸に埋めて、頭を優しく撫でる慎矢さんの言葉にほっとした私がいた。


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