永遠~時代を恋えて~
彼女はコックリと頷いた。

その後何度かジェスチャーするが
彼女には伝わらなかった…

『何か方法はないか…』

頭に手を当ててひたすら考え込んでいたら
彼女は笑っていた。

「そうだ!?
地面に文字書けば良いじゃん。」

地面に文字を書いて会話が始まった。

<何をしているの?>

彼女も文字を書き始めた。

<待っているの>

<誰を?>

<秘密>

<なんで秘密なの?>

<言ったら会えなくなるから>

この子はとても不思議だった。
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