永遠~時代を恋えて~
「知らねえからな…」

おれはまた、木の下に走っていった。

あの子はまだ、動こうとしない。

ザーザーザーザー

雨はいっこうに止む気配はない。

ザーザー

ザーザー

ドサっ

あの子が突然倒れた。

「まったく…」

急いで駆け寄った。

「大丈夫か?おい!?しっかりしろ!!!」

とりあえず、お姫様抱っこして木の下へ移動した。

メチャクチャ軽かった。

『何食っていればこんなに軽くなるんだよ』
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