意地悪王子とお姫様


おどおどしながら見ていると、咲貴君が口を開いた。



「お前、あとで屋上来いよ?」


「……へ……?」


その言葉を向けたのは、あたしじゃなくて…。



「…あ、俺?」


まさかの要君だった。



「…あーあ。相当キレてんじゃない?」


ひかるが横で呟く。


確かに……。


それから、咲貴君はずっとふて寝。



屋上って…、何するんだろ…。

ま、まさか、殴り合いとか…?


そうなったら、どうしようっ…!

止められる自信ないよー…。


要君は、殴り合いとかしたことないと思うし…。

絶対、咲貴君ボコボコにするつもりだ…!


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