*Long messerge*上
式が終わると、
整列もしないで、麻燈達は、
体育館を出た。

「なあなあ?今日どこ行く?」

響の質問にみんなが振り向く。

「あそこに溜まろうっか?」

純の掛け声とともに、
みんなで溜まり場に足を急がせる。

その時、
「おい!お前ら!教室に戻らんか!!!」

怖そうな顔のおっさん先生が麻燈達を追って駆け寄ってくる。

「おい!逃げるぞ」

誰かの合図でみんなで散らばった。

麻燈は、出遅れてしまった。

「やっば・・・・」

麻燈が気がつくと、
みんな周りにはいなかった。


「おい…教室に戻れ!」

おっさんが麻燈のところへ近寄ってくる。

「ぁ!最悪!」

麻燈は、
そのおっさんを睨んだ。

「おっさん。
そこ邪魔だよ」

麻燈の前にふさがってどかないおっさんに麻燈は言う。

「おっさん?」

そいつは麻燈の手を握りしめる。

「セクハラすんなや!」

麻燈は、手を払いのける。

「お前!ふざけやがって!」

おっさんの手が、
麻燈の顔に近づいてきた時。

―――バチッッ―――

鈍い音が響いた。

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