*Long messerge*上
「じゃあな」

海は、麻燈の方を振り向かず
立ってドアの方にいく。

「・・・・・」

麻燈は、
黙って海の後姿を見つめる。

―――ガラガラガラ―――

その時、
――♪♪♪―――

麻燈は、携帯を開いた。

『また明日。ちゃんと寝ろよ』

海からのメールだった。

「海?」

麻燈は、そのメールを見ると
海の居る方を見つめた。

でも麻燈の視線の先には海は居なかった。

「もう。行っちゃったぁ」

麻燈は、
一人になった気持ちでベッドに横たわった。

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