*Long messerge*上
1階の多目的ホールに着くと、
麻燈の母親が立っていた。

「麻燈っっ」

麻燈のお母さんは、
駆け足で海と、麻燈の方へ近寄ってきた。

「お母さんッッ」

麻燈は、お母さんに近寄る。

「今からだよね。」

お母さんは、
真剣な顔をしていた。

「うん」

麻燈も深刻な顔になる。

「海君。
いつもいつもありがとね。」

お母さんは、海に礼を言う。

「いいえ」

海は、首を振った。

「じゃあ、行きましょうか」

3人で、
先生の待つ部屋に向かった。

「………」

行く途中で、3人は一言も話しをしなかった。
< 252 / 301 >

この作品をシェア

pagetop