*Long messerge*上
電車に乗ると、
回りの乗客が麻燈たちを見た。

――やっぱり、
回りの人は、カップルって思うよな…

麻燈は、なんとなく思っていた。

朝の電車だから、
回りは、サラリーマンやOLばっかり。

学生もたくさん乗っていたが、
麻燈たちみたいに
仲良く乗っている学生もいなかった。

「てかさ……」

空気を読まず、
響が、かん高い声で話し出す。

「それでさ…」

麻燈たちも、その話に乗り、
4人で爆笑していた。

「はははははっっ」

周りの目なんて、気にしなかった。

あくまでも、
自分流を貫き通していた。

『こんな、
あたし達が、おかしかったのかな。』


< 41 / 301 >

この作品をシェア

pagetop