*Long messerge*上
麻燈は、ただ、
空に手を振った。

唯は、まだ走っている。

「唯、どこ行くの???」

麻燈の問いにも答えない。

ふと急に、
ベンチの前で唯が止まった。

「はぁ…はぁ…はぁ…」

麻燈は、息切れをしていた。

「これくらいで、
息切れとか、体力つけろよ!!」

唯は、涼しい顔で笑っていた。

「唯???平気なの???」

麻燈は、変な目で唯を見た。
「変な目でみんなよ!!!」

唯も笑った。

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