咲いても、枯れても2~ソラ色~
『これは、鬼灯というのですよ』
え、と思う。
途端に心臓が跳ね上がる。
唐突過ぎる、その声に。
恐る恐る振り向くと、そこには知らない男の子が立っていた。
私とは正反対に、ニコニコと微笑む彼。
西条家の人?
いわゆる、執事さん?
執事さんにしては、かなり若いけれど。
唐突な出来事に、あまり、物を考えられない。
眉を歪める私を見て、またさらに可愛く微笑んだ。
かっこいい、というよりも、可愛い、の方が似合う。
まさに、美少年。