咲いても、枯れても2~ソラ色~
『お噂の通り、白純美様は思いに耽る方なのですね』
思いにふける?
ああ、拓や頼稜さんが言いふらしたのかもしれない。
でも、私の名を知ってるということは、確実に西条に関係のある人間。
『あ、あの。あなたは?』
『僕は、西条に仕える者でございます。それゆえ、あなた様の名前を存じあげております』
年齢に相応しない、丁寧な言葉遣いに圧巻した。
というより、私が考えていることを当てたような言葉。
やはり、私は顔に出やすい?
『そのドレス、想像していた通り、とてもお似合いです』
この子、言葉を放つ度に微笑むわ。
可愛らしく、あどけなく。
いや、違う。
どこか偽って。