12月24日
「悠木って言うんだが、もうじき、財閥のお嬢さんと、婚約するんだ。」
うわぁ、、、。マジで?
「まぁ!それは良いコトじゃぁありませんか!!」
「そうだろう?名前は、、、何て言ったか?」
親父、、しっかりしろ。

必死に思いだそうとする父に代わって、息子が言う。
「桃槻愛さん、、、だよ。」
桃槻愛?
って、昨日の、、、あの、、、麗のお姉さん!
アイツ、、、財閥のお嬢だったの?
じゃぁ、どうして麗は、、、別居?
「どうして?何か、仲でもよいのですか?」
「うん。まぁ、そうなるよな?て、いうよりも、悠木の片思いなんだが。」
な?って聞く親父に、照れる息子。
本当にどうかしてる。
でも、今は仕事。
アタシのせいで、客が減ったら大変だ。
「じゃ、その愛サンも、思いをよせていたのですね!」
素敵~!とか、お世辞を言っていた。
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