12月24日
葵なんてスキじゃない。
あんな告白、嬉しくなんかない。
“さっさとOKすればよかったのにさ、もったいねぇよ?”
okなんかしたくない。
アタシの欲しい人じゃない。
欲しいのは舜だよ。
アタシは一途に思ってる!
なのに、、、、何で?
葵と一緒なのに、どうして?
何であたしの思いは伝わらない?

自分のすべてが積み木のように崩れる。
ガラガラと音を立てるように。
アタシはそれをまた組み立てることが出来ない。

気がついたら瞳からは雫が流れ落ち、
足では立てなくなり、
瞳から溢れた雫をそのまま止まるまで流しっぱなしにするしかない自分。
しゃがみ込んで、ボロボロと雫を落とす。
倒れて空を見上げると、空はご機嫌に青空。
「アタシの心にも、太陽が来ると良いのにね。」
ポツリとこぼれ出た言葉。
それは本心とも言える。

「うう、、、、、うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
本心が出た後は、声を上げながら泣く自分。

晴れのち雨。イキナリ雨が降りますので、お気をつけて下さい。
アタシの心の天気予報。



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