I -私-
「えっ?」


と不思議そうな顔をする。




腰まで伸びたウェーブがかかったふわふわな髪。


昔から可愛かったが、5年の時を経て更に可愛くなり、そして綺麗になっている。



町を歩けば誰もが麗華ちゃんの方へ振り返る、と言う感じである。




「あら、麗華ちゃんの知り合い??」



と保健の先生は尋ねる。



「いえ。知りませんが・・。」



と言い訝しげな顔をして私と美月の顔をジッと見る。



「もしかして・・・沙、羅ちゃん??」



私の顔をしばし見つめた後そう呟いた。
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