Soul+relieve



ブレインさんはそういうと、ムクリと立ち上がって僕を見た


「さて、無断乗車がバレる前にさっさと飛び下りマスヨ。」


「え。」


僕の思考が一瞬停止した


今この人猛スピードで走っているこの電車から飛び降りる宣言しちゃったよね?


「ええええっー!!!」


「何驚いてんデス?
このくらい序の口デショウ?」


「いやいやいや!
それはたぶん多少イカれているブレインさんだからこそできる技では…!」


「わー、殺したーい♪
何ザックリイカれてる発言してるんデス?
ほらほら、一瞬デスヨ。」


そう言ってブレインさんは明らかにおどおどしている僕を思いっきり突き飛ばした


「いっ!!???」


ものすごい風を受けながら僕は落下する


「っ…!!!??」


なんとか着地できたが、足が痺れる




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