distance~いちめーとる~


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それから、由樹は一切 振り向きもせず、私の手を掴んだまま歩き続けた。



そして、たどり着いたのは私たちが子供の頃よく遊んでいた公園。


私たちの思い出の場所だった。





「おまえ、どういうつもりだよ」




急に由樹が立ち止まり、手を放して、振り返る。



怒ってる…よね?








「ど、どういうって…」


「一昨日。朝起きたら、家に帰ってるし!」


「だ、だって…由樹が出ていけ、って言ったんじゃん…」


「俺は『部屋から出ていけ』って言ったんだ!誰が『家から出ていけ』なんて、言った!!」


「…でも、あのまま家にいても、絶対気まずくなってたもんっ!!」






由樹が息を飲んだのが分かった。



珍しく静かな公園で、その音は一際目立った。











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