distance~いちめーとる~



「……どうして、そう思う?」


「……え?」


「なんで、気まずくなるなんて思ったんだ?」






――そんな真剣な瞳で見ないで…




私をじっと見つめるその瞳は、いかにも私しか映していないような色をしていた。


由樹を見ていた私は、思わず目をそらしてしまう。






「そりゃ…あんなことがあった後は、誰でも気まずくなると思うよ」





自分で言っておきながら、『あんなこと』の情景を思い出して、私は赤くなる。



…目をそらしておいて、よかった。











< 27 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop