ラブ☆シェア
朝食を食べ終え、
自分の部屋に戻り、着替え始めた。
ガチャ、ガチャ
カギが開く音。
「はぁーーーーっ 疲れたーーーー」
ドサッ
彼女が、ソファに深く腰掛けたようだ。
「ねぇーーーー、市居くーん、いるんでしょー」
掠れた声で、俺を呼ぶ彼女。
着替えを済ませ、リビングに向かった。
「はい、なんですか?」
彼女が座る、横に立った。
「なんか、食べるモノ、ないかなぁー?」
俺を見上げて聞く彼女。
「俺がさっき作った朝食の残りでもいいですか?」
「あー、助かるー、体だるいと作りたくないんだー 冷蔵庫にある?」
「はい、用意しますから、待っててください」
「あー、いいよー、それくらいは、自分でやるからー」
ソファーから立とうとする彼女を制して、
俺は、キッチンへ向かった。