ラブ☆シェア
「お互い、大切な存在だったから、
相手を想うがゆえに
傷つけたり、
すれ違ったりしてしまうことだってあるわよ
長い人生なんだもの・・・」
彼の背中に置いた私の手は何故か離せなかった。
「・・・・いえ、俺は、
ヒトを好きになる資格なんて・・・
ないんです・・・」
俯いた顔を少し上げた瞳は赤く潤んでいた。
「どうして、そんなに自分を責めるのっ?!
人間なんて、生きてれば
何かしら、相手にも自分にも傷は負うのっ!
絶対、自分責めちゃ・・・ダメっ・・・なの・・・っ・・・」
言いながら
自分に言い聞かせてるようで・・・
市井くんの肩を借りて
私が、泣き出してしまった・・・・