自分探しの旅
 京介は自分でありながら自分でない円心と、人格を共有することなどできなかった。日々ただ漫然と過ごしていた京介にとって「死ぬ気になって人のためにがんばれ」と言われたところで、何をどうしろと言うのだろう。京介は行き詰まってしまった。
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