天才少女の育て方
私は池神 雫です
“コード番号203番。実験を開始する。実験室Aに来なさい。”

「・・・・・何よ。もうあんな所ごめんだわ。」

ガチャッ!

「・・・・!?」
「23番、実験室へ急げ。放送が聞こえなかったのか?」
「や・・・・やだ・・・・っ!」
「ごちゃごちゃうるさい!」
「いや・・・・っ!離して!いやああああああああああああああああああああ!!!」

私の名前は、池神 雫(いけがみ しずく)。
ここは、天才児を研究する会社みたいなところ。
あたしも、その一人。
他の人と違って、あたしは勉強もヤバいくらいできて、
運動も凄い。スパイダーマンみたいに、壁をはい上がったりもできる。

それで、毎日気分が悪くなるような実験をさせられている。

あたしは、いつも思う。いつになったら自由になれるんだろうって・・・・。

そして、あたしは思いついたんだ。

“もう、こんなところにいるのは御免だ。脱出しよう!”ってね☆

で、今晩、作戦実行よ☆

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「ヨク、ばいばーい!」
「おうっ!また明日なっ」
俺は、長川ヨク(ながかわ よく)。普通の公立中学校に通う、中学三年生。

最近は、受験勉強に追われて、大変なんだよな・・・・;

「あー・・・・・。何か面白いことないかなー・・・・・・。彼女もできねぇし・・・・」

その日、ヨクはブツブツ言いながら、帰宅した。
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