天才少女の育て方
ヨクに、話していいのかな
でも・・・もうお別れなんだから話そうか

「神宮司グループの「通報部隊」ってのが、今あたしを探してるの。
そして、あたしの居場所がバレてしまった。
多分、外は通報部隊であふれてると思う。あたしは、その人たちから逃げなくちゃならないの」

「外?見てみるね。」

ヨクは窓の外を見たが、人一人いない。

「いないよ?」

「そりゃそうよ。下手に外をブラブラしてるわけないじゃん。
 通報部隊は、あたしより、はるかに上手が揃ってるんだから。
 もう、あたしは2人目撃しいたけどね。」

「2人?」

「そう。一人は、あの事故の時トラックにひかれそうになった女の子。
 もう一人は、学校であたしに話しかけた男の子。」

「えっっ!あの人たちが!?捕まっちゃったら、どうなるの?」
「知らない。まぁ、そういうわけで。お世話になりました」
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