everbody

「熱は?」

「へーき」

珱の手はあたしのおでこに触れてる。



-ドキッ



「よかった。」

そう言ってあたしと唇を重ねた。

ゆでたご状態だったあたし。




「…理由聞いてもいいか?」




あたしは決意した。

全部、正直に言うって。



「…あの日、あたしが逃げた訳はね…

珱が寝てる時にあたしが先に起きたの。

でも、寝る前に珱があたしに大好きって言ったじゃん。

それなのに…それなのに…珱が…寝言で

…莉子、大好きって…大好きって言った。

だから、どうしていいかわかんなくなっちゃって…」

泣きたいの。散々泣いたけど。

あたし、そんなに強くないの。


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