アナタハシニマシタ
そこで明日香は、家出を画策した。家出先は別荘。おそらく年に一、二度使われる程度なので多忙な両親の考えからはまず考えられないと思ったのだろうか。そして六日前からそこでケータリングを使って生活している。ということなのだろうか。



勉強は出来るようなので成績面は問題はないが、出席の方は大丈夫なのだろうか。いくら学年トップでさえ、出席数が足りなければ単位は貰えない。もう十二月だが、今からすべて休んでも大丈夫なのかは分からない。そこは今度沙良に教えてもらおう。



体が火照って来た。かなり入っていたようだ。修は湯船から上がって体と頭を洗う。そしてもう一度熱い湯船に身を沈める。



後は明日香の両親が所有する別荘がどこに、どれくらい存在するか。普通に考えても二時間程度。もしくはある程度交通の便があるところだろう。お嬢様風の女の子が山道を三十キロ歩いていて家出しようとは思えない。比較的交通機関にも恵まれている場所であると予想される。




そして大きな問題がある。仮に彼女がいたとしたら、連れ戻すことが可能だろうか。あれほどまでに用意周到にしてきた家出計画を親以外の人間に居場所を掴まれて大人しく家に戻るか。否、おそらくそれはないだろう。




来たとしても多少の金を掴ませて帰らせる。漫画内での出来事のような実感のない話だがもしかしたらそれもやってくるだろう。



頭がぼうっとしてきた。そろそろ上がらないとのぼせそうなのでこれで上がることにする。



仮定の話だが、木村のだしてくる情報如何では真実味を強く帯びる結果になる。果たしてどうなるのか。それはまた後日になりそうだ。



木村から情報の結果が来たのはそれから二日後の十二月一日。そして一気に急展開を見せることになる。
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