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再び沈黙になった。
それから潤は教科書を
閉じた。
「 その話は..
もういいから、
気にすんな 」
そう言って笑顔を
見せる潤。
それから
潤は私の隣に移動した。
「 で,どうなった? 」
「 え?ど、どうって… 」
「 陽介の兄ちゃんとは
仲直りできたか? 」
「 …うん 」
「 よかったじゃん 」
そう言って潤はまた
私の頭を撫でてくれた。
どうしていつも
こんなに優しいの?
どうしていつも
そうやって..
「 潤.. 」
潤の優しさを考えると
目に涙が浮かんでくる。
そんな私を見て
また、彼は笑った。
「 お前まじ泣きすぎ、 」
潤はそう言って
私にタオルを投げた。
「 ありがと 」