ファーストキスは蜜の味。

白石さんはレジのお金を数えながら、ニヤニヤ顔。

「いいねぇ、若いって」

そういう白石さんは、たった二個差ですが……?


「もうちょっと若けりゃ、若林ちゃんのこと口説いて、大地から奪ってたりしたのに」

冗談のはずなのに、大地の顔が一変して白石さんを睨む。


そのみたこともない威嚇に、恐怖感を覚えた。

ブルッと身震いをし、あたしは白石さんに向きなおした。


相変わらず優しい笑みで、なにを企んでるかわかんない顔――…


「白石さん、徳さんとつきあって……」

「ば、バカ!!!!」


しまった、口がすべった!!

大地がとめてくれたときにはすでに手遅れ。



白石さんの顔から、優しさが消えていた。

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