ファーストキスは蜜の味。

無言の作業が続いた。

弁解するわけでも問いつめるわけでもなく、あたしたちはただ閉店作業を黙々とおこなった。

白石さんがお金を金庫に入れて、大地は事務所で日報を書いてる。


残されたあたしは、店内掃除をしながら本棚整理。

今日は店内掃除あまり必要ないかもって思うくらいキレイだ。

本棚もこまめにチェックしたおかげで、比較的荒らされてない。



ヒマになっちゃった。

あたしは誰もいない店内で座りこんだ。


みごとにバラバラな作業をしてるせいで、徳さん話は気まずい雰囲気のまま放置された。


本当は聞きだしたいのに、聞きだせない。

歯がゆい感じ。



プツンッて冷房の切れる音がした。

白石さんと大地の作業が終わった証拠だ。


これでようやくバイト終了だ。

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