青い空、誓った想い
自分の部屋の窓から見える空。

良く晴れた夜の空を見つめていた。






『普通の女子生徒は、どんなに頑張っても俺を教師として見ないのに、井上は違う気がしたから』



前に保健室でそう言っていたのを思い出す。






ごめんなさい、先生。

私も先生に教師以上の感情を抱いてしまいました。

いつの間にか、いや、もしかしたら初めから。

先生はこんな私を嫌いになってしまうかもしれない。



先生にとって生徒に恋心を抱かれ、教師として見てもらえないことは悲しいこと。



私はそれを知っていたのに、本気で好きになってしまいました。

ごめんなさい。





夜空の星は雲に隠れることなく、鮮明に輝いていたはずなのに、溢れる涙が視界を遮った。
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