君の瞳に映る色
ようやく落ち着いて
棗が顔を上げると
玲はソファーに寝転がっていた。
逃げたいと思ったが
床に倒れている瑠璃を
おいていくこともできない。
薄暗い部屋を重い沈黙が包む。
震える身体を落ち着けるように
自分の手で抱きしめた。
「もう終わり?」
強がって聞いた言葉は
緊張で少し掠れる。
玲は黙っていたがやがて
鈍い動作で身体を起こした。
心臓の鼓動が早くなる。
後退しようにも真後ろには
流しがあった。
怯える棗を見ながら玲は
今日はな、と笑った。
棗の横を通り過ぎ
そのまま教室を出て行く。
男達もそれについて教室を出た。
あっさりと玲が諦めたことに
いまいち信じられない気持ちで
閉まったドアを棗は見ていた。
しかし3人の足音は
生徒会室から遠ざかっていく。
やがて室内を静寂が包んだ。
棗の膝からは力が抜け
床に崩れ落ちた。
ネイビーの瞳からは
ポロポロと涙が落ちてくる。
薄暗い教室で
しばらく棗は泣き続けた。
棗が顔を上げると
玲はソファーに寝転がっていた。
逃げたいと思ったが
床に倒れている瑠璃を
おいていくこともできない。
薄暗い部屋を重い沈黙が包む。
震える身体を落ち着けるように
自分の手で抱きしめた。
「もう終わり?」
強がって聞いた言葉は
緊張で少し掠れる。
玲は黙っていたがやがて
鈍い動作で身体を起こした。
心臓の鼓動が早くなる。
後退しようにも真後ろには
流しがあった。
怯える棗を見ながら玲は
今日はな、と笑った。
棗の横を通り過ぎ
そのまま教室を出て行く。
男達もそれについて教室を出た。
あっさりと玲が諦めたことに
いまいち信じられない気持ちで
閉まったドアを棗は見ていた。
しかし3人の足音は
生徒会室から遠ざかっていく。
やがて室内を静寂が包んだ。
棗の膝からは力が抜け
床に崩れ落ちた。
ネイビーの瞳からは
ポロポロと涙が落ちてくる。
薄暗い教室で
しばらく棗は泣き続けた。