スピカ

大好きだった。

二人といるときが一番幸せで楽しかった。

家は母が荒れているせいでごちゃごちゃだったし
母も優しくなかった

毎日幼稚園が楽しみだったんだ。


でも、小学校に上がったとき優太が家に来た。

せっかく落ち着いてきていた母がまた荒れた。

毎日が地獄だった。


優太の悲鳴と母の怒鳴り声


夜も寝むれなかった。


でも、優太がきて一週間がたったくらいのときに
母のいない間に父が来て

「優太は死んだ、翔歌に殺されてな。今日からこいつが優太だ」

って言ったんだ。

その日のうちに父は死んだ。


翔歌に優太の事を聞くと。
父に頼まれたからって言った。
優太には母が保険金をいっぱいかけていたのを知っていて翔歌に殺せって言って殺させたって


階段を踏み外すように仕掛けて殺したって。


何も思わなかった


優太は開放されたんだ


そう思うと涙も出なかった。
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