ようこそ! 魔破街へ
「『犯罪遺伝子』を持つ者は、政府によって調べられ、ここに隔離される。そして閉じ込める代わりに、ここにいる間は自由を許される。警察という存在が無いのは、そのせいだ」
「でもっ! 警察という存在が無いから、こんな無法地帯になってるんじゃないんですか!」
「一理ある。だがあったとして、住人達に飲み込まれるだけだ。…意味は殆ど成さない」
「くっ…!」
確かにこの街に住めば、染まってしまうだろう。
「だが警察という存在を抜きにすれば、他の街とは変わらない。病院だってあるし、消防署だってある。『犯罪遺伝子』を持つ者は、何故か身体能力・頭脳指数ともに優れている者が多い。そこは安全だ」
「…医者が人を殺すことはないんですか?」
「多分、な。まあ頭のイカれたのは多いが」
…意味ねーじゃん。
「でもっ! 警察という存在が無いから、こんな無法地帯になってるんじゃないんですか!」
「一理ある。だがあったとして、住人達に飲み込まれるだけだ。…意味は殆ど成さない」
「くっ…!」
確かにこの街に住めば、染まってしまうだろう。
「だが警察という存在を抜きにすれば、他の街とは変わらない。病院だってあるし、消防署だってある。『犯罪遺伝子』を持つ者は、何故か身体能力・頭脳指数ともに優れている者が多い。そこは安全だ」
「…医者が人を殺すことはないんですか?」
「多分、な。まあ頭のイカれたのは多いが」
…意味ねーじゃん。