バツイチの恋



佐伯さんが仕事を終えて
車を止めてから走って
来たようで息をきらせてきた



二人で教室へ行き
航太の書き上げた絵を見せた



「先生…これホンマに
あの子が書いたんですか?」



「はい。将毅くんが
一生懸命アドバイスしてくれて
航太くんが自分で
書き上げました。」



「………。」



絵をジッと見つめ
佐伯さんが涙ぐんでいた



「…先生…
ありがとうございます。」



「良かったですね。」



喜んでる佐伯さんを見て
嬉しかった



後で航太に聞いた話
この時の絵を家に
持って帰ったら
お母さんが額を
買ってきたらしい
ずっと額に入れて
大事に飾ってるそうだ





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