永遠の片想い
突然の事に、言葉すら見つからない。


「でも、俺はミツルのが大事だから、諦めたんだ」


そう言って目を細める彼に、泣きそうになったのは私だった。


いつも励まされてばっかりなのに、こんな時、何て言ったらいいのかわからなくて。

無力な自分が、情けなくなる。


「言っとくけど、内緒だよ?」


と、人差し指を口に当てて"しー"と言うトシが、やたら小さく見えた。


トシには、恋人という存在が途切れる事がなく、常に彼女がいる。

だけど、フラれるのはいつもトシで、その理由は毎回同じ。



"一緒に居ても、寂しい"



その言葉の原因は、こーゆう事だったのかと、一人胸を痛める。
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