うちの兄弟★
「は~~~っ。テストじゃ悪い点ばっかだし、恋したいけどそんな予感もなし・・・」

大きなため息をつきながら、トボトボ歩いた。

恋・・・か。

ん?どうして今、雅人さんの顔が浮かんだの?!

「・・・」

顔が熱くなるのを感じる。
どうしちゃったの、私??
落ち着いて。
まさか・・・雅人さんを??

そんなこと!!・・・あるわけない、よ・・・。

どうしよ・・・。
なんだか雅人さんに合わせる顔がないよ~。


「・・・おい」

「落ち着け私っ!うん・・・そうだよね~・・」
「・・・おい!!」

「!!!!」

背後から鋭い声がし、ビクッと振り向いた。
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