うちの兄弟★
《 ★第二話★ 》
「はぁ~~~~~~」
「またまた長いため息ね~。どした??」
「う~~~。アキちゃーん。今日居残りだってよ~」
「あら~、かわいそうに~。裕樹って、そんなに頭悪かったっけ??」
「もー、失礼だよっ?!」
私はアキちゃんに怒る真似をした。
「あははっ~。ごめんごめん。ところで、明日の放課後は~、暇??」
アキちゃんは悪巧みでもしているような笑顔をつくった。
「ん??あいてるけど・・・、悪そうな顔だね~。何企んでるの??」
「そんなの秘密に決まってんじゃん★お楽しみだよっ、おたのしみ」
どうしてあんなにご機嫌なんだろ~。
アキちゃんが席に戻ると、私の目は自然と勇作の元へいっていた。
昨日の、凄く気になるな~。
けどまさか聞くわけにもいかないよね~。
「はぁ~」
最近私ため息多いかな??
本当に幸せにげちゃったりして~?!
そして、また窓の外へと視線をうつした。