運命の歯車-不思議の国のアイツ-
「・・・・すいません。俺、暴走族はちょっと・・・。」
ジンに嘘をつくのは気がひけたので、怒りを買うのを承知で素直に自分の気持ちを言うコウ。
「・・・そうか。・・・悪かったな、変なこと言って。」
ジンは、コウの言葉に怒りもせず、本当に申し訳なさそうな表情で謝る。
ここが、ジンの他の不良と違うところだった。
「いえ、誘ってもらってうれしかったですけど・・・・・俺、不良じゃないですし。」
「うそ?コウって不良じゃないのか?」
コウの言葉に驚くジン。
実際に目が飛び出るような表情でコウを見ている。
「違いますよ。リョウは、不良ですけど、俺は、いたって一般人ですよ。」
ジンの表情を苦笑いを浮かべて見るコウ。
「・・・・蒼炎は、一般人に殴りこまれたのか・・・」
呆然とした表情になるジン。