運命の歯車-不思議の国のアイツ-
「そんな顔しないでコウくん。私、ジンくんと結婚できるってだけで幸せなんだから。それに、結婚式は、子供が生まれた後であげるから。」
アユミが、笑いながら、コウを見た。
「なんだ、よかったぁ~。」
コウは、自分のことのように喜ぶ。
「なんだよ、コウ。お前が喜ぶことじゃないだろ?」
コウの様子をおかしそうに見るジン。
「いやぁ~、そうなんですけど・・・・なんかうれしくて。」
顔が緩みっぱなしのコウ。
「コウくんって本当に優しい子なんだね。」
アユミが、優しい笑顔でコウを見た。
「あっ!それでか!」
いきなり大声を上げるコウ。
「何だよ、コウ!だから、大声出すなっていってんだろ!」
コウに負けない大声で注意するジン。