本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
大学は今まで通っていた武蔵野大学にした。




前いた大学は美晴が勝手に退学届けをだしていた。




もう勝手になんでも決めてしまうんだから。




なのに美晴は呑気にこうでもしないと、




紗弥加が俺の者にならないから。




美晴は今まで女に自分が惚れるなんてあり得なかったらしい。




自分から声掛けなくてもいい女が寄ってきたからだ。



どれだけ女を泣かせてきたのやら、なんか頭痛くなる。




「私、今まで美晴が付き合った女に恨まれるなんてまっぴらだからね。



何かあったら即離婚する。」




美晴が苦笑いする。




『紗弥加、俺は絶対離婚はしない。



もし、俺が付き合った女が紗弥加になにかするようなら、



全力で俺が守る。



紗弥加に指一本触れさせない。』








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