本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
良かった、こんな時間だからメイドさんたちも寝ている。




急いでシャワーを浴びよう。




うん、今バスルームのドア開かなかった?




キャー!




何で美晴がいるの。




体を隠したくても隠すものがない。




「美晴何でいるの!早く出て行ってよ!」




『嫌だね、俺たちは結婚するんだよ。



愛し合って当然だろ。』




私は後ずさりをした。




「私は二千翔さんじゃないんだよ間違えないで!」




いきなり抱き締められた。



『ごめん、俺どうかしてた、ごめんな。』




何で裸で抱き合ってるのよ。




涙と鼻水と、何故か胸がドキドキした。




おかしいよこんな気持ち。



私は美晴を突き飛ばして、バスルームを出た。








< 55 / 132 >

この作品をシェア

pagetop