本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
結婚なんてしなくない。




絶対二千翔さんを探して貰わなきゃ。




こんなドレス着てる場合じゃないよ。




「美晴、どんな事しても二千翔さん探してよ。



私はこんな豪華なドレスも似合わないし、



お風呂も一人ではいりたいし、メイドさんか何から何までしてくれるのに、



慣れないし、かなり疲れる。



私は貧しくても私らしい生き方をしたい。」




美晴が大きくため息をついた。




『もう、おまえが戻れる場所はないんだよ。



二千翔が戻って来ても、おまえを手放すつもりはない。』





美晴、今なんて言ったの?



ヤダよ、私は二千翔さんの身代わり、二千翔さんが見つかれば私は元の生活に戻るよ。







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