本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
美晴は本当にそう思ってるの?




だったら何故そんな悲しい顔をするのよ。




「愛情のない結婚なんて間違ってる。



美晴だって本当はそう思ってるでしょ?」




『俺は、愛情なんてなくても結婚出来る。



じゃ、聞くけど愛情って何?



好きとか愛してるとか言っても必ず裏切るだろ。



俺に愛情なんては必要ない。』




美晴は今までどんな人生を歩んで来たの?




多分私なんかより幸せに生きてきたはずなのに、




人を愛する事も愛された事もなかったの?




そんなの悲し過ぎるよ。




私も愛情なんて知らずに過ごして来た。




私たちはもしかして似たもの同士なのかな?







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