本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
『一葉きみとの取引はもう今日で終わりだ。じゃな。』




「ちょっと待ってよ。二千翔さんの居場所まだ言ってない。」




『それなら大丈夫だ。あいつが探しだして来たんだよ。


俺の為に相多周子が二千翔に会いに行き説得して来た。


明日二千翔が俺に会いに来る。


どんな話合いになるか分からない。


だから一葉おまえはもう必要ないんだよ。』





私は美晴と一葉さんの関係はなんとなく気付いていた。




私が美晴といると一葉さんは憎しみに満ちた瞳で見る。




一葉さんは美晴が好きなんだと思った。




たけど、美晴は二千翔さんが好き。




私は美晴と二千翔さんが幸せになってほしくて、




二千翔さんを探しだのに、



今は少し後悔している。







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