本当の私は誰ですか?恋の魔法をかけられた身代わり姫
『私ね、今まで好き勝手我が儘に生きて来たの。



両親は私には凄く甘いし、美晴の事も両親が勝手に決めたの。



美晴は私が他の男と遊んでも怒りもしない。



二千翔は必ず俺のとこに戻って来るよ。



なんて言うも余裕に満ちた表情で言うの。



だから、それが悔しくてトコトン美晴に反発した。



美晴は決して私を愛してるんじゃないの。



美晴は、こんな私を愛してあげてるって、自分の気持ちに酔ってるだけ。



美晴は誰も愛したりしない。



自分だけが大切なんだよ。』




「二千翔さん、それは違うと思う。



美晴は本当は優しい人なの。


ただうまくそれが表現出来ないだけなの。



私美晴とずっと一緒にいて分かったのよ。



美晴は凄い焼きもち妬きで、私が少しでも帰りが遅いと迎えに来るし、



男の友達と食事するのも許してくれないほど、



独占欲が強いの。」







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