紅芳記

そんな日々に、ひとつ事件が起こってしまいました。









その日は、おなみと幸之助殿に造らせた打掛が届く予定の日でした。

しかし、いつになってもおなみも幸之助殿も来ないのです。

私には、2人に何かあったのかもしれないと、どうしようもない胸騒ぎがしてきました。


< 55 / 454 >

この作品をシェア

pagetop