紅芳記

足音が聞こえて来ました。

異常なのではと思うほどドキドキと心の臓が鼓動を打っていて、まだ信幸さまがいらっしゃらないというのに緊張しています。

そして、御簾が上がり信幸さまがいらっしゃいました。

頭を下げ、礼をしたものの…。

なかなか顔を上げることができません。


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