零の狼-新撰組零番隊-
六郎面さんが去った後、私と一七夜月さんは闇の中に目を凝らす。

姿はない。

しかし、いる。

七種雲母は、この闇の中に確実に潜んでいるのだ。

以前対峙した時と同じだ。

相変わらず視認する事は出来ない。

だが、今度は怯まない。

以前と違い、最早迷いは吹っ切れたのだ。

闇の中であろうと後れはとりはしない…!

私は小太刀を、一七夜月さんは人斬り包丁を抜刀する。

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