永遠の彼方に 《神に愛された少女》



「美琴?何故そんなに悩むんだ!?

俺達の魔界は魔力とか能力あるのは当たり前の世界なんだよ

その中に美琴が居たって、ちっとも可笑しくないし、悩む必要もない!!

それでも困る事や、分からない事があれば

カイルも俺も居る、何時でも相談にのるよ!?」




驚きだ!!!

何時も毒舌なアランが真面な事を言ってる。



『有難う。アラン!!

何か気持ちが楽になったよ』


この世界に居れば
悩んでいられない程、色々有りそうだから、アランの言うように、私の悩みなんて、この世界からすると、ちっぽけなものだ。


『そうだぞ!?何時でも俺達を頼れ!!!そして此処は美琴の家でも有るんだ。
遠慮なんかするんじゃないぞ』



『うっうあぁぁ~!!』



今まで抑えていた感情が一気に放出させた。



カイルは黙って抱き締めた。







※※※※※※※※※



やっと落ち着いて泣き止んだ








(私ったら何やってるんだろう!?カイルに抱き締められてるなんて、恥ずかし過ぎて顔が上げられない)


今度は羞恥に苛まれる。




カイルは優しい眼差しで美琴を見ていた。



(泣いたり、真っ赤になったり忙しい娘だ!?)




『美琴!あとで庭を散歩しないか?』


あれだけ上げれないと想ってた顔をぱぁ~と、明るい笑顔と共に上げられた。


『行く!行きたい!!…ぁ!!でも良いの!?』




『良いに決まってる!!な?アラン』


「あぁ!?構わない庭にお茶の用意をさせるから、ゆっくりすると良い。」




『フフ…楽しみ!!』



カイルとアランは安堵した。





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